育毛鍼の施術をしていると、薄毛を気にされている方から、よくこんなお話を聞きます。
「薄いところを隠したいから、髪を切らずに伸ばしています」
お気持ちはよく分かります。
薄くなってきた部分を少しでも髪で覆いたい。
できるだけ地肌を見せたくない。
そのために髪を伸ばしている方は、決して少なくありません。
ところが、実際に髪の状態を拝見すると、
長くすることで逆に薄毛が強調されているケースがあります。
特に男性に多い「サイドだけ長い」状態
男性の場合、頭頂部やつむじ周辺が薄くなってくると、そこを隠そうとして、サイドや後頭部の髪を長く残す方がいます。
すると、
頭頂部は薄いのに、周囲の髪だけが長くてボリュームがある
という状態になります。
この髪の長さの差によって、頭頂部の薄さがより目立って見えることがあります。
むしろサイドや後頭部を適度に短くして全体のバランスを整えたほうが、頭頂部とのコントラストが少なくなり、自然な印象になる場合があります。
女性も「長さ」だけが正解ではありません
女性の場合は、髪を長くすることで髪自体の重みが増し、トップがつぶれやすくなることがあります。
トップがペタッとしてしまうと、分け目やつむじ周辺の地肌が見えやすくなり、「以前より薄くなった」と感じることもあります。
薄毛が気になるからといって、必ずしも髪を長くしておく必要はありません。
今の髪の量や生え方に合わせて、全体のバランスを考えることが大切です。
「切る=薄毛が進む」ではありません
ここで大切なのは、
「髪を短くすれば育毛できる」
という意味ではないことです。
髪を切ることで髪の毛そのものが増えたり、毛根が元気になったりするわけではありませんが短い方が髪の毛に栄養は行き渡り易いです。
ただ、髪型を整えることで、薄毛が目立ちにくくなることはあります。
そして、見た目の工夫と同時に、頭皮の状態や生活習慣など、薄毛につながっている可能性のある要素を一つずつ確認していくことも大切です。
セントラル鍼灸院Re:laxyでは、育毛鍼の施術の際に、つむじや分け目だけを見るのではなく、頭皮の状態や硬さ、睡眠、食事、ストレスなども含めてお話を伺っています。
「薄毛を隠すために、ずっと髪を伸ばしている」
「どんな髪型にしたら薄毛が目立ちにくいのかわからない」
そんな方は、一度ご自身の髪の長さやバランスを見直してみるのも一つの方法です。
隠すために伸ばすのではなく、今ある髪を自然に見せる。
そして、頭皮そのもののケアも考えていく。
薄毛対策は、そんな小さな見直しから始めてもいいのではないでしょうか。

