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鍼治療とは?を厚生労働省が

2025年7月6日 鍼灸 お知らせ

鍼治療とは?

鍼治療は、施術者が皮膚に細い鍼を刺入し、健康上の問題を治療する手技です。鍼は、手で操作することもあれば、小さな電流で刺激することもあります(電気鍼療法)。鍼治療は、少なくとも2,500年前から何らかの形で利用されてきたと言われています。伝統的な中国医学から生まれたものですが、1970年代以降、世界中に普及しました。

からだに鍼

鍼治療はどの程度普及しているのか?

世界保健機関(World Health Organization:WHO)によると、データを報告した129カ国のうち103カ国で鍼治療が行われています。

米国では、国民健康調査(National Health Interview Survey)のデータから、2002年から2012年の間に鍼治療の利用者が50%増加したことがわかっています。統計のある最新の2012年には、米国の成人の6.4%が鍼治療を利用したことがあり、過去12カ月間に利用したことがあると回答したのは1.7%でした。

鍼治療はどんなことに使うのか?

国民健康調査データによると、米国では鍼治療は腰痛、関節痛、頸部痛などの痛みに対して最もよく使われています。

鍼治療は科学的にどのように作用するのか?

鍼治療の作用は完全には解明されていません。しかし、鍼治療には神経系への作用、他の身体組織への作用、非特異的な作用(プラシーボ効果)の可能性を示唆するエビデンス(科学的根拠)があります。

脳内で起こっていることを画像化する方法を用いた研究を含む、動物や人を対象とした研究により、鍼治療が神経系機能に影響を与えるかもしれないことが示されています。

鍼治療は、鍼を刺入したところの組織に直接作用するかもしれません。このような作用は、結合組織で確認されています。

鍼治療には非特異的作用(主作用のメカニズムではなく、治療の付随的な作用による影響)があります。非特異的作用は、患者の治療に対する信念、施術者と患者の関係、その他鍼の刺入に直接起因しない要因によるかもしれません。多くの研究で、鍼治療の有益性は、皮膚を突き刺すが貫通しない器具を使用するなどの偽鍼治療(疑似的または偽の鍼治療)と比較した場合よりも無治療と比較した場合の方が、より大きいことがわかっています。これらの知見は、非特異的作用が鍼治療の痛みやその他の症状に対する有益な効果に関与していることを示唆しています。

最近の研究では、非特異的作用が興味深い方法で実証されました。

厚生労働省鍼治療(各種施術、療法、医療者)転用

この様に鍼施術は世界的にも認知された施術で有用である事を立証されている様です。

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